トランクルーム投資とは

トランクルーム投資という言葉をご存知でしょうか。今流行りつつある投資運用の一つで、コンテナやビルの中をパーティションで区切ったり、専用のコンテナを設置したりすることで、収納するためのスペースとして貸し出すサービスのことです。日本の住宅事情では広いガレージなどもなく、普段使わないものがいつもの生活スペースにあふれてしまいがちです。そのような悩みを解決するために、収納のためにだけスペースを貸し出すビジネスは多くの人の注目を集めており、マンションなどの不動産経営の新たな方法として投資の対象として着目されています。

トランクルーム投資は、マンションなどの不動産投資に比べて初期投資が少なくて済むだけでなく、一般的な不動産投資に比べても非常に利回りがいいとされています。そのため、初期投資にはそこまでお金はかけられなくても不動産投資に興味があり、なおかつそれなりの収入源としたいという方に大変人気です。現在の市場規模としては500億円ほどですが、今後ますます発展が予想されており、数千億単位での成長も期待されています。

トランクルーム投資の魅力は、実際に人が住むわけではなく、あくまでも収納スペースとしてだけの貸し出しのため、維持費が安く抑えられることです。維持費が少ないということはそれだけ賃貸料金としての収入を純利益として計算できるわけですし、マンションなどの賃貸に比べてトラブルも少ないとされており、気軽に始めることのできる投資形態として注目されています。

トランクルームとして使用するコンテナは野外に設置するタイプで安いものでは500万円ほどから購入可能です。高いものでも1000万円ほどです。また、室内トランクに関しては300万円ほどから購入することができます。室内に設置する場合は当然、建物の維持費も必要となりますので、一つの建物として独立している屋外のコンテナボックスのほうが維持費がかからないという傾向もあります。しかし、室内ならではの管理や、耐久性なども吟味したうえで室内保管を望む方も多く、用途に応じて、また対象とする顧客の層によってどのようなトランクルームにするかを決定したほうが良いかもしれません。さらに、通常の不動産と違って一度トランクルームを借りた人は、比較的長い期間利用する傾向があるといわれており、軌道に乗るまでの期間を辛抱すれば高い利回りが期待できます。こうしたトランクルーム投資は今多くの人の関心を集めており、新しく拡大するニーズとして今後の発展が期待されているのです。